快眠するには、良いマットレスが必要です。
良いマットレスとは、どんなマットレスなのでしょうか⁉
世の中には、高反発マットレスと低反発マットレスがありますが、一体どちらが良いと思いますか⁉
マットレスを選ぶときに、体圧の分散と寝返りが出来やすいのかどうかが、大切なポイントになってきます。
これが、高反発マットレスが良いのか、低反発マットレスが良いのか、の大きな判断材料になります。
もちろん、マットレスの性能には、他にもいろいろあると思いますが、わかりやすく体圧の分散と寝返りが出来やすいのかどうか、で比較したいと思います。
体圧の分散とは、体重の圧力で背骨が曲がったり、無理な力がかかって、肩こりや腰痛など身体に悪影響を及ぼさないように圧力を分散する事です。
寝返りが出来やすいかどうかは、体圧を受け止めるマットレスの硬さ、柔らかさの問題です。硬いと寝返りがしやすく、柔らかいと寝返りがしにくいと一般的に言われています。
快眠はマットレスで決まる?良いマットレスの条件とは⁉
快眠するために必要なマットレスの条件とは、どんなものでしょうか⁉
4つの条件を考えてみました。
①背骨を正しく保持する。(体圧を分散する適度な硬さと反発力)
背骨には、多数の神経が通っており、寝てる数時間の間、マットレスが体を受け止めています。
仰向けに寝た場合に、体の中で飛び出している頭と肩甲骨周りとお尻の部分で支える事となります。
この場合は頭と肩甲骨周りとお尻の部分がS字を描く形が理想の寝姿となります。
横向きに寝た場合には、体の中で飛び出している頭と肩、腰の部分で支える事となります。
この場合は頭と肩、腰の部分が横から見て直線を描く形が理想の寝姿となります。
②体圧を分散して体全体をマットレスが支える。(体圧を分散する適度な硬さと反発力)
仰向けに寝た場合に背骨が曲がるからといって硬いマットレスで寝ると、出っ張った部分に体重がその分余計にかかる事になります。
そうなれば、この出っ張った部分が押しつぶされて血流が悪くなります。
それを防ぐために体は自然に寝返りを打って体重の負荷から開放しようとします。寝返りが多いと、睡眠の深さは浅くなるので適度に体圧を分散して、寝返りを少なくして体全体で支えられるようにすることが重要になります。
逆にやわらかいマットレスだと体重の負荷が分散し過ぎて、今度は体がマットレスにめり込んでいく形となります。そうすると寝返りが打ちにくくなります。
寝返りには適度な反発がないとダメですから、高反発でもない、低反発でもない適度にバランスの取れたマットレスでないといけないという結論になります。
③汗をよく吸収し、放出する。(主に夏場に重要な機能、吸湿性と放熱性)
④熱を逃がさずに保温する。(主に冬場に重要な機能、保温性)
マットレスで柔らかいのは危険⁉硬い方がいい⁉
高反発でもない、低反発でもない適度にバランスの取れたマットレスでないといけないという結論をだしたのですが…….
高反発マットレスにも低反発マットレスにもメリットとデメリットがあります。
どちらを選ぶのかは、人それぞれの場合により変わってくると思います。
なので、高反発マットレスにも低反発マットレスにもメリットとデメリットがあり、それを自分に当てはめて選んでいただけたらと思います。
【高反発マットレス】
メリット
高い反発力がある為、体がマットレスにあまり沈み込まずに、寝返りが打ちやすい。
体圧の分散が良く通気性に優れているので、蒸れにくく熱い夏でも涼しく快適に眠りやすいです。
デメリット
逆に通気性が良いので、寒い冬は寒く感じるかもしれません。
高い反発力がある分、硬く感じられ寝心地が悪いと思うかもしれません。
向いている人
腰痛のある人、体重が重い人
【低反発マットレス】
メリット
低い反発力の為、体がマットレスに柔らかく沈み込み、包み込まれるような寝心地を感じられます。
横向きに寝る時も、体が沈み込むので、安定して寝れます。
デメリット
体がマットレスに柔らかく沈み込んでしまう為に、寝返りが打ちにくくなります。
寝返りが打ちにくい為に、同じ姿勢で寝続ける事になり首や肩、腰に体圧がかかりやすくなります。その為肩こりや腰痛の原因となる事があります。
通気性が高反発マットレスよりは劣るので、夏は蒸れて暑く感じられます。
向いている人
睡眠時間が短い人、体重が軽い人
快眠はマットレスで決まる?柔らかいのは危険⁉まとめ
高反発マットレスにも低反発マットレスにもメリットとデメリットがあり、どちらが良いと二者択一的に言えない事がわかりました。
快眠する為に高反発マットレス(硬い)を選ぶのか低反発マットレス(柔らかい)を選ぶのかは、それを自分に当てはめて選んでいただけたらと思います。