エアコンによって眠りやすい温度や湿度を保ったり、遮光カーテンや防音カーテンをしたり眠りやすいお部屋の環境にする事も大事です。
あわせて、食べるものに気をつけるのも重要です。
なぜなら、私たちの体は毎日の食べ物によって作られているからです。
もし、毎晩なかなか眠れないとか、夜中に起きてしまい眠りが浅いという人は食べ物を見直したら良いかもしれませんね。
快眠に 栄養素が関係してるって本当⁉
食べ物の中には、眠りを促進してくれる栄養素があります。
例えば、トリプトファンは、体内で分解されて神経伝達物質のセロトニンに変わります。
昼間、セロトニンがたくさん作られると睡眠ホルモンのメラトニンが大量に分泌されぐっすり眠れます。
それを毎日バランスよく取ることで体の中から眠りやすい体質にしていく事が快眠の近道になります。
快眠に栄養素が関係しているなら本当に何を食べたらいい⁉
快眠には、必須アミノ酸の一種であるトリプトファン、神経伝達物質のセロトニン、睡眠ホルモンのメラトニンが深く関係している事がわかっています。
トリプトファン、セロトニン、メラトニンを作り出す栄養素が含まれている食べ物を充分に取れば眠りやすい体質が作られるようになります。
ぐっすり眠りたい人の為に快眠に良い栄養素が含まれている7つの食べ物をご紹介します。
グリシン
グリシンはアミノ酸の一種で、体内時計に作用して睡眠のリズムをうまくコントロ-ルしてくれます。
そのおかげで、ぐっすりと眠って朝はすっきりと起きれます。
グリシンは、エビ・ホタテ・イカ・カニ・カジキマグロなどの魚介類に多く含まれています。
トリプトファン
トリプトファンは、睡眠に重要なセロトニンの分泌を高めてくれます。体内では作られないので食物から摂取しなければなりません。
トリプトファンは、牛乳などの乳製品、豆腐や納豆などの豆製品、バナナ、アボカド、キウイ、チェリーなどの果物、肉類、スジコ、タラコなどの魚卵類に多く含まています。
体内のセロトニンは年を取るとるごとに減少していくので、上記の身近な食べ物で補うようにしましょう。
セロトニンが作られるのに時間がかかるので、トリプトファンを含んだ食べ物を朝食で取るようにするのがおススメです。
ギャバ
ギャバには、脳の興奮を抑えてリラックスさせる効果があり、寝つきが良くなります。
ギャバは玄米や胚芽米、アワ・キビ・ヒエ・大麦などの雑穀類に含まれていますが、これらの食材は
普段食べる事がないかもしれませんね。
上記以外の食材としては漬物、小魚、トマト、スプラウト(発芽野菜)、ココア、チョコレート
などに多く含まれています。
トマトやチョコレートだったら、ギャバも取れやすいかもしれません。
ビタミンB6
ビタミンB6は、トリプトファンがセロトニンを作るのを手助けをします。
ビタミンB6はサバ、サケ、サンマなどの青魚やタラコなど魚卵類、大豆にも豊富に含まれています。
サバやサンマだったら、缶詰めもありますので、ビタミンB6は比較的取りやすいのではないでしょうか。
炭水化物
炭水化物に含まれる糖質はトリプトファンがセロトニンを作るのを助けます。
カルシウム
カルシウムはイライラを抑えて気持ちをリラックスさせる効果があります。
カルシウムは骨や歯などの成分で牛乳、チ-ズやヨーグルトなどの乳製品や干しエビ小魚、海藻、大豆、緑黄野菜にたくさん含まれています。
カルシウムは、たくさん食べても体内に吸収出来ないので、毎日の食事で地道にコツコツ取っていくしかありません。
乳酸菌
乳酸菌は腸内の環境を整えてくれ、セロトニンの分泌もよくしてくれます。
乳酸菌はヨーグルト、キムチ、漬け物、甘酒、味噌などの発酵食品に豊富に含まれています。
ヨーグルト、キムチや味噌は、身近な食材ですね。
快眠に 栄養素が関係してるって本当⁉何を食べたらいい⁉まとめ
トリプトファンのように、神経伝達物質のセロトニンに変わり、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促進する快眠に関係する栄養素があります。
グリシンのように睡眠のリズムをうまくコントロ-ルしてくれるもの、ギャバやカルシウムのように精神的にリラックスさせるものなど間接的に快眠に関係する栄養素があります。
いずれにしても、快眠には栄養素が深くかかっています。
一日3回の食事の中で、上手に快眠に関係する栄養素を取っていきたいですね。